大奥

タイトルを見て、フジテレビの番組を思い浮かべたあなた、残念でした。月刊メロディに不定期連載されているよしながふみ氏の漫画の方です。

男だけが罹る奇病の流行で、男の人口比率が極端に低下したパラレルワールド・江戸時代（8代将軍・吉宗の治世）のお話しです。男は病弱で貴重ということで、種馬として珍重されるものの、将軍様から商人まで跡を継ぎ、世の中を動かすのは女（でも何故か男名を名乗る）、大奥といっても、美女じゃなくて美男がいっぱい囲われているという・・・。

でも、やっぱりやってることはおんなじで、上様を巡って、いろいろバトルがおきます。（ホストクラブの内情ってこんなもんなのでしょうか？行ったことが無いからわかんないけど。）

ところで、漠然とこのパラレルワールドは、全世界が母系制社会かと思っていましたが、今回（外国からの使者とのやりとりで）、どうも外国はそうではないことが分かってきました。今後の展開に注目といったところです。どうして女が男名を名乗るようになったかなどの謎が解き明かされていく模様。

骨折おやぢリターン

2月初め、配偶者の骨折騒動からもうすぐ4ヶ月。傷も完治し、そういやぁそんなこともあったっけ、となっていた今日この頃、社会保険事務所から手紙が届きました。
「2月の骨折理由を教えて下さい」と。
へー、社会保険事務所ってこんな調査もするんだ！どうやら、交通事故や通勤途中の事故ではないことを確認したいみたい。（自動車保険や雇用保険の適用外だということを確認したいのかな?）
今まで、とくに大病・大けがをしたことがなかった我々には、初体験です。この調査って、ある一定以上のお金を払った被保険者はみんな調査されるのか、はたまた無作為抽出で選ばれたのか？
いずれにせよ、「年甲斐もなく、スキーでやっちゃいました、と書けばいいんだろ」と配偶者はへこんでいましたが。

オリーブの花

今年もオリーブの花が開花する季節がやってきました。憂うつです。とりあえず花が終わって地面に落下するまでは、毎朝洗車してから出勤する・・という日課がスタートしました。
自宅を購入した十数年前、小豆島で買ってきた小さな苗木は、いまや2階建て住居と同じぐらいの高さにまで成長。その木の作る木陰をカーポート代わりに使用している。・・・と書けば、ほほえましい「我が家の歴史」なんですが。
黄色い花粉のおかげで、一晩で車も黄色く染まります。花が終わると、小さい無数の花が落下します。その量バケツ3杯分！
常緑樹なんで、秋に落ち葉の心配がないのだけは、めっけもん？

キングダムオブヘブン

えー、久々にかっこいいオーランド・ブルームを見た気がします（「トロイ」のときは、あまりのへっぽこ王子ぶりに涙がでたけど、今回は正真正銘のヒーローって感じでした）。
十字軍がテーマということで、イスラム教徒をバリバリやっつける話かと思ったらさにあらず。キリスト教徒・イスラム教徒・ユダヤ教徒が平和共存できる道を模索する王様の信念に賛同して戦う騎士（オーランド・ブルーム演じるバリアン）の物語でした。このへん、今の世界情勢を反映しているというか、皮肉っているというか。過去だけでなく現在の宗教対立に対する強烈なメッセージが込められている作品だなと思いました（特に、エルサレム籠城戦を直前にして、バリアンが市民たちに向けて演説する場面や、バリアンとサラディンがエルサレム開城交渉をする場面のセリフなどで）。
というわけで、サラディンは、悪者というよりは、イスラム教徒側の英雄として描かれていました。エルサレムの王・ボードワン4世も、ハンセン病と戦いながらも異教徒との平和共存を模索する立派な王様な感じに描かれていましたし（このあいだの講演会からどうも私はハンセン病とご縁があるらしい）。オーランド・ブルームの騎士ぶりもかっこよかったけど、サラディンとボードワン4世の王者ぶりもすばらしかったです（ボードワン4世はハンセン病で顔が崩れているという設定のため、ずっと仮面のままでしたが）。
ということで、悪者役が回ってきたのは、ボードワン4世の妹姫の夫ギィ・ド・リュジニャン（ボードワン4世の没後エルサレム王に即位）とテンプル騎士団のルノー・シャティヨン。戦好きでイスラム教徒をバリバリ殺す短絡キャラとして描かれていました。・・・でもね、青池保子の「サラディンの日」という作品では、ギィ・ド・リュジニャンは、王家の姫の夫だから王様になっただけの「無能王」・優柔不断な腰抜け男という180度違うキャラ描かれていたんですよね。どっちがより真実に近いんだろう？とちょっと悩んでいます。結果的に、彼の代でエルサレムはサラティンにより陥落してしまうので、「無能王」のレッテルをはられるのは致し方ない気がしますが。

今日は生活習慣病検診

やばいです。もう夜の８時だというのにバリウムが出てきません。あんまりしんどいから３時ごろ下剤を飲んだのに！寝る前にもう一回飲むべきなんだろうか？
毎回、検診行く度に、具合がかえって悪くなるような・・・。

一年ぶりにいくと機器がヴァージョン・アップされてました。肺のレントゲン。画像をコンピュータに取り込んで、問診するドクターの端末に転送されるようになってました。でも、私が撮影してもらったときは、コンピュータのご機嫌がななめだったらしく、「息を吸ってー。はい、止めて（パシャ）はい、おしまい。」の「おしまい」コールがなかなか出ず、いつまでもカメラの前に立ち尽くすハメに。しかも、結局失敗したらしく、２度目の撮影までありました。

今回、久し振りに「貧血」といわれたので、明日から、ひじき・納豆・レバー・ホウレンソウetcを多量に摂取して、造血に努めようかなあと。