Archive for June 2005

29 June

反時計回り

朝、なにげに実験室の時計を見ていたら、秒針が反時計回りにまわっているのを発見。電池変えたばかりなのに、やたら時刻が狂うと思っていたら…。
今日は、これに始まって、冷凍庫2台と高圧蒸気滅菌機まで壊れました。この所の暑さで、機械もまいっているのか、わが実験チームが呪われて(またはなにかに憑かれて)いるのか…。


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25 June

風神秘抄

荻原規子さんの新作平安ファンタジーです。中学生以上向けになっていますが、漢字にルビふってあるので、お話好きの小学生にも読めると思います。勾玉三部作と直接のつながりはありませんが、勾玉シリーズでのキャラを受けついた登場人(?)物も出てくるので、知ってる人は、ニヤリとするかもしれません。
お話は、平安末期・平治の乱から始まります(NHK大河ドラマ「義経」の第一話とちょうどかぶっています)。主人公・草十郎は、平治の乱に源氏方・源義平の郎党として加わったため、京から敗走することに。途中、主とはぐれ、再び京に舞い戻ったときには、主・源義平は処刑されており・・・。
そこで、舞姫・糸世と出会い、彼女の舞に、自分の笛を合わせると、天の門が開き、天界の花が振ってきた。糸世の舞と草十郎の笛が合わさるとき、人の運命さえ変えてしまう力があることを、時の権力者・後白河上皇に知られていまい、利用されそうになるのだが・・。というストーリーです。
「義経」に出てくる後白河法皇は、源氏と平家を手玉にとるヤなやつですが(特技:人をだますこと、になっていたのには恐れ入りましたが)、本作でも基本的には同じです。芸能好きで、それ故に他の人も気づかなかった、糸世の舞と草十郎の笛の不思議な力に気づいたというのが何ともいえませんが。
平安ファンタジーというと最近は陰陽師モノが流行ですが、この本はそれらとは一線を画しています。「神が宿る舞と笛」、「鳥と会話ができる」というファンタジー的不思議要素はあるものの、悪者をやっつけたり、鬼を祓ったりするというアクションモノではなく、孤独な少年がいろいろな人(ヒトだけじゃないけど)と巡り会い、彼らとの関わり合いの中で学び、成長していき、自分の生き方を問い直す・・・という物語です。
さて、二人の力が合わさるとき、神のような力が引き出される、と言うお話ということで、木原敏江さんの夢の碑シリーズ「風恋記」を思い出しました。こちらは、鎌倉初期、時の権力者は後鳥羽上皇です。融明と露近ふたりの力が合わさると、遠い未来まで見通せる(故に先回りして、未来を変えることも二人には可能)という設定でした。最終的に、融明と露近はこの力を権力者に利用されないために、二人世を捨てて誰も知らない遠いところに旅立っていくのですが・・・。草十郎と糸世の選択とその顛末は?
 
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23 June

甥っ子誕生

昨日の午後6時頃、弟夫婦に男の子が誕生したという知らせが届きました。予定日は7月朔日と聞いていたので、ちょっと早くてびっくり。でも、私が娘を出産したときは、予定日より十日も遅かったので、二人合わせると差し引きゼロかも。
病院からかけている公衆電話の声が遠くて、あんまり根掘り葉掘りくわしいことは聞けずじまいでした。そのうち、落ち着いたら写真とかメールしてきてくれるかな?





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20 June

文献請求

ある専門誌に載った、私がfirst autherの論文のreprintが欲しいという葉書が来ました。東欧の研究者から。でも、この文献、日本語で書いてあるんですけど!?
タイトルと要旨は英語でも載せていたから、東欧にも情報が伝わったんでしょうけど…。中身は日本語とわかって請求してるのかなぁ?それとも、マニアックな文献コレクター?


20:43:29 | mutsuko | | TrackBacks

19 June

こんなん作ってみました

久しぶりのビーズ細工で、大分勘がにぶってました。はて、どうやったら花ができるのかとか。
おまけに、黄色のしずく型ビーズに通したマルカンを閉じようとして、ビーズを破壊しちまいましたよ。予備があってよかった。
季節はずれの梅の花。出番は当分先かしらん。

22:10:22 | mutsuko | | TrackBacks