10 June

おしらせ

このブログの愛読者は、ごくごく少ないとは思いますが・・・。

ここのところ、アマゾンのアフィリエイトリンクが作成できない状態がつづいております。My Macが原因なのかどうかについては無知なので調べようがないのですが。

というわけで、6月から「読書日記」は別の場所で、細々と自己主張することにしました。

興味のある方は、こちらへどうぞ。
21:29:07 | mutsuko | | TrackBacks

01 June

「蒼穹の昴」読み始めました

某雑誌のインタビュー記事でとうこさんが演じてみたい物語のひとつにあげていたので(単純なバカ者です)。
確かに、壮大で面白い物語ですね(清国末期、西太后が権勢を振るっていた頃のお話です)。
まだ文庫本の1冊目をクリアしただけですが。

でも、とうこさんはだれを演じたいんだろう?
宦官をめざす男の子?それとも科挙に及第した青年?

ところで、この本を読んでいたら、別の本を読みたくなりました。
井上祐美子の「海東青-摂政王ドルゴン」


「蒼穹の昴」は清国末期の物語ですが、清国草創期や隆盛期のエピソードも話の途中で出てきます。
中国史は高校の世界史教科書程度の知識しかないのですが、
ドルゴンのエピソード(草創期)も乾隆帝のエピソード(隆盛期)も面白そう。

特にドルゴン!

ヌルハチ(父)の死に際し、母親が殉死させられたり。
武勇を誇り聡明な男なのに、結局皇位争いを収めるため、皇帝の座にはつけなかったり。
でも、幼い甥皇帝の摂政になり、辣腕を振るい、政敵を粛正したり。
甥皇帝のオカーサンと結婚したり。
さいごはあっけなく、40前に死んでしまったり。

こういう人物こそとうこさんに演じてもらいたいんだけど(あくまでも個人的趣味の問題)、

無理かしら?弁髪だし(ヴィジュアル的に・・・)。
15:29:12 | mutsuko | | TrackBacks

20 May

浪漫狩り

ついに最終巻。話が猛スピードで進みちょっと消化不良です。

結局、篠原少佐は櫛木宮大佐に復讐したかっただけなんでしょうか?だとしたら、ものすごく回りくどいやり方だし、結局努力が報われてない・・・。最後の最後は大団円で終わったのに、篠原少佐は損な役回り。むしろ、宮様の方が悪い人かと思ってたのに・・・。

(要するに、結末に納得できないんですけど!)


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13 May

モアランド公爵家の秘密 過去の眠る館

推理小説と思って買ったら、ハーレクイン風ラブロマンスの話だった。タイトルとカバーイラストに騙された!(暇つぶしに購入する本は、直感で選ぶため、しばしばこういうことが起こります。)

とはいえ、猟奇的殺人事件に主人公の男女が巻き込まれていく話なので、ミステリーとしても、なかなかおもしろかったです。犯人は猟奇的殺人事件ならでは、といった人物でしたし、いろいろ出てくるキャラクターに意外な秘密があったりして、最後まで結末がわかりませんでした。(ハーレクイン風ラブロマンスらしく、めでたし、めでたしで終わるのは定石通りでしたが。)


21:28:17 | mutsuko | | TrackBacks

12 May

ルートヴィヒII世

この作品は、いきなり「ルートヴィヒII世の死」で話が始まるので、えっ?と思いましたが、1866年から1886年までの20年間のルートヴィヒII世に関するエピソードをオムニバス形式で綴ったもの。

ルートヴィヒII世といえば、バイエルンの狂王、エリザベートの従弟。外見は美しいのに内装はホラーワールドなノイシュバンシュタイン城を建てたお方(権力をもっている変人がやることは庶民には理解不能)、というのが私のこれまでのイメージ。

この作品に出てくるルートヴィヒII世は、性格・性癖はともかく、現実にバイエルンがどういう状況に置かれているか(プロイセン、オーストリア間の勢力争いに挟まれた小国)には興味が持てないひと。現実世界の醜さが許せなくて逃避行動に走ってしまう人。でも、王としての矜恃は人一倍ある・・・というような感想をもちました。

自分の国が歴史の荒波に飲み込まれ、消えていく運命を予感している・・・というのは、「エリザベート」の主題とも共通しているところかな(それとも後世の私たちが、彼らをひっくくってそう見ているだけ?)

読み終わって、表紙を眺めてはじめて気づきました。これってBLだったのね。中央下にとってもちっちゃく印刷されていた。(内容見て気づけって感じですが、ルートヴィヒII世が主人公だから「耽美」なのはあたりまえかと思ってた。)


14:52:30 | mutsuko | | TrackBacks